87年のアルバムです。何ともストレートなアルバムタイトルですが、プロデュースをバンドとGuy Bidmeadでやる事によって、前作の不評を覆そうとしています。ツィンリードギターを活かしながらもモータヘッドらしい疾走感を出して、新しい四人のメンバーでの復興をかけています。でもどこかL.A.メタルのような雰囲気なっているような気がします。又、ドラムのPhil "Philthy Animal" Taylorが復帰しています。
1. Rock N Roll
2. Eat the Rich
3. Blackheart
4. Stone Deaf in the USA
5. The Wolf
6. Traitor
7. Dogs
8. All for You
9. Boogeyman
10. Cradle to the Grave
11. Just 'Cos You Got the Power
12. Just 'Cos You Got The Power
PVも創って再びヒットを狙ったようで、テクニカルなギターでもアレンジが整い過ぎてBrian Robertsonがいた頃よりも売れなくなりました。疾走感もあって、荒々しさも演出しています。これがこのバンドの売れる秘訣だと思うのですが、ファンとは正直なもので、これみよがしに荒々しくやってもフェイクには敏感なのでありました。あまりにも巧妙に演出されたまとまり過ぎている演奏はこのバンドには似つかわしくないと判断したのでありましょう。
ファンは彼らにヘヴィメタではなくパンクスピリッツのようなものを望んでいた事がこれで判明しました。ありきたりのヘヴィメタ作品としては素晴らしい演奏だと思います。バンドとしては進化したと喜ぶべきでしょうが、それでは普通のバンドになってしまうのありました。普通ではない何にも例えようが無いからこそのモーターヘッドでないと駄目なのでありましょう。
Rock N Roll
Eat the Rich
Blackheart
Stone Deaf in the USA
The Wolf
Traitor
Dogs
All for You
Boogeyman
Cradle to the Grave
Just 'Cos You Got the Power
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