

95年のアルバムです。スラッシュメタル系のヘヴィメタとアメリカンハードロックなノリの曲があったりするいつものパターンです。歌詞の内容も戦争や死をテーマにしたものが多く、ジャケットの豚のキャラクターはWar Pigという名前で、必ずジャケットに描かれています。このWar Pigはブラックサバスの曲から取られていると思いますが、最初からサバスファンだった事が分かる物品であります。
1. Sacrifice
2. Sex and Death
3. Over Your Shoulder
4. War for War
5. Order/Fade to Black
6. Dog Face Boy
7. All Gone to Hell
8. Make 'Em Blind
9. Don't Waste Your Time
10. In Another Time
11. Out of the Sun
この時代はグランジなどオルタナ系のブームであり、スラッシュメタルも古いと思うのですが、このバンドにとって流行りは関係ないみたいです。Lemmyの歌い方も唸り系になっています。曲はコンパクトに短めのkヒョクが多いのですが、聴かせどころはしっかり創られています。ブラックサバスの全盛期にはヘヴィメタというジャンルは無く、ハードロックの一種だったのですが、そのうちサバス系のスタイルはヘヴィーメタルと呼ばれるようになり、現在のヘヴィメタの原型が創られています。そのサバス系のギターリフと歌の掛け合いでッ曲が創られています。
ブラックサバスは意図的に黒魔術を臭わすようなイメージ創りがあって、悪魔的なサウンドがそのままヘヴィメタとなっていきます。ハードロックはブルースロックを原型にしていますが、ヘヴィメタになると完全にブルース色を払拭してヨーロッパの格式的な
音楽性になっていきますので、欧州ではいまだにヘヴィメタ人気は凄まじいです。そのヨーロッパでも受けるようなサウンドでありますが、どうしてもこのバンドにはアメリカンハードロックなノリがあって、そこが普通のヘビメタバンドとは違う所だと思います。
Sacrifice