

98年のアルバムです。三人組に戻ってからはハードロック系になっているので痛快です。多少年とってきたかな、という印象もありますが、まだまだ若々しい演奏を心がけています。結構きついはずですが、この疾走感を失ってしまったらモーターヘッドの看板をおろさなければならないから必死でありましょう。でも、所々にもうきついよー、と悲鳴を上げているのが聴こえてきます。
1. Love for Sale
2. Dogs of War
3. Snake Bite Love
4. Assassin
5. Take the Blame
6. Dead and Gone
7. Night Side
8. Don't Lie to Me
9. Joy of Labour
10. Desperate for You
11. Better off Dead
年齢とともに肉体がついてこなくなるのが肉体労働の辛い所であります。ヘビメタ、ハードロックで無ければ、それなりに枯れた事をやっても許されますが、ライブで客をヘッドバンキングさせてこそのヘヴィメタでありますから、特に年配のLemmyの歌は辛そうです。元々巧くないシンガーですからつぶしはききますが、体のケアも大変でしょう。ミックジャガーもステージでは裸になりますから、年取ってもストレッチは欠かせないようです。
元気な演奏だからこそ年齢が気になってきてしまいました。無理して早いパッセージで演奏しなくてもいいと思うのですが、この辺が肉体派バンドの辛い所であります。ヘヴィメタっぽい曲もありますが、Philのギターはハードロックにしか聴こえません。だから私は気に入っています。ハードロックの勃興こそが私の望みではありますが、スタイルだけのハードロックはいりません。現状維持のロックは死であり、何も伝わってきません。
Love for Sale