1. See Me Burning 2. Slow Dance 3. Stay out of Jail 4. God Save the Queen 5. Out to Lunch 6. Wake the Dead 7. One More Fucking Time 8. Stagefright - Crash & Burn 9. (Wearing Your) Heart on Your Sleeve 10. We Are Motorhead
今回はどちらかと言うとヘヴィメタ系のサウンドになっています。ファンが望んでいる事を考えた結果なのでありましょう。そこでこのアルバムタイトルです。これぞモーターヘッドと言わんばかりの自信作なのでありましょう。セックスピストルズのカバーGod Save the Queenを取り入れている事からも、デビュー当時のパンク寄りである事を主張しているようですが、この時点でパンク寄りだと言っても何の意味もありません。誰がどう見てもパンクスピリッツは皆無だからです。
既成のロックを破壊する事がパンクの存在意義であり、既成のロックを思いっきり纏ってしまっているモーターヘッドにはパンクスプリッツはかけらも存在しません。だからなのか、God Save the Queenの緩い演奏はまるで未来が無いのは女王ではなく、ロックにこそ向けられたメッセージなのではないでしょうか。現に女王はいまだに元気で、ロックは70年代に死んだと宣言されています。そんな辛い現実を認めざるおえないアルバムであります。