

2002年のアルバムです。再びハードロック路線に戻してきました。三人組になってから自分達の在り方に自身が無かったようですが、ここに来て開き直ったように自分達に一番あったスタイルを選択するようになったと思います。年齢的にもごまかしながら演奏しないときついですから、ハードロックの方がヘヴィメタよりもいくらか楽でありましょうから、イメージを崩さずに年齢になったスタイルに落ち着いたようです。
1. Walk a Crooked Mile
2. Down the Line
3. Brave New World
4. Voices from the War
5. Mine All Mine
6. Shut Your Mouth
7. Kill the World
8. Dr. Love
9. No Remorse
10. Red Raw
11. Serial Killer
12. The Game
13. Overnight Sensation (Live)
ライブバンドでありますから、これらの
音楽をライブで再演しなければなりません。そういう意味でもあまり無理をしない演奏に留めていると思います。一番きついのはドラムのMikkey Deeでありますが、この人はまだ若いので何とか頑張っています。ギターは楽ですね。ハードロックやヘヴィメタはスケールが決まっていますので、規則正しい演奏を心がければ無理の無い演奏になっています。ごまかしがきかないのが歌ですが、Lemmyは若い頃からきつそうに歌っていますので、大目に見てもらえます。
要するにパワフルですがシンプルで無難な作品に仕上がっています。若い頃は暴走マシーンのようなイメージで聴いていましたが、この時点でもこれだと規則正しい優等生ライダーにしか聴こえません。車の流れから列を乱す事無く制限速度で走っているエコノミーカーみたいです。これなら交通安全で良いに越した事はありません。しかし、これは
音楽であり、ロックなのであります。四つ葉マークをつけていても暴走するおっさんを期待する事は酷な事なのでしょうか。
Walk a Crooked Mile