69年のアルバムです。ここからT-Neckレーベルへ移籍します。このレーベルが一番在籍期間が長いので、相性が良いレーベルだったのだと思います。そしてここからコーラスグループからバンドとしてのIsley Brothersへと変貌していきます。Ronald Isleyはそのままリードボーカルで、O'Kelly Isley, Jr. と Rudolph Isleyのコーラスは変わりませんが、ベースにMarvin Isley、ギターにErnie Isley、キーボードがChris JasperとEverett Collinsと、仲間が増えています。他はニューヨークのスタジオミュージシャンを起用していますが、この時にジミヘンとも接触しています。
1. I Know Who You Been Socking It To
2. Somebody Been Messin'
3. Save Me
4. I Must Be Losing My Touch
5. Feel Like the World
6. It's Your Thing
7. Give the Women What They Want
8. Love Is What You Make It
9. Don't Give It Away
10. He's Got Your Love
黒人公民権運動が真っ盛りな中、ジェイムスブラウンは黒人である事に誇りをもてを叫び、スライなどの新しい
ファンク が誕生しています。モータウンのように白人にも良い顔しているような
音楽 ではなく、純粋にブラックな
音楽 を追求する環境が整いました。まだリズム&ブルース、
ソウル でありますが、
ファンク の要素も加わり始めています。ブラスセクションを排した
ソウル フォーマットで、デビュー当時とは違った熱さがあります。
まだバンドとしてのまとまりは無く、コーラスグループの雰囲気も残していますが、プロデュースも自分達でやるようになり、これまでのレコード会社から押し付けられたような
音楽 ではなく、自分達の主張がそのまま
音楽 に反映するようになっていると思います。激動の69年。ロックも
ソウル もジャズも大きな転換期にきています。ブラックミュージックも変革期であり、彼らもその渦の中で大きく成長しようとしています。
I Know Who You Been Socking It To
Somebody Been Messin'
Save Me
I Must Be Losing My Touch
Feel Like the World
It's Your Thing
Love Is What You Make It
Don't Give It Away
He's Got Your Love
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