

70年のアルバムです。ウッドストック以降、ロックも
ソウルも大きく進化していきます。彼らもメッセージ性のある歌を歌い、より
ファンク色が強くなっています。どちらかと言うと、これまでジェイムスブラウン系だったのがスライ系になっています。メンバーも増強し、ドラムにGeorge Moreland、ギターにCharles "Skip" Pittsが加わり、演奏面もパワーアップしています。
1. Get into Something
2. Freedom
3. Take Inventory
4. Keep on Doin'
5. Girls Will Be Girls
6. I Need You So
7. If He Can You Can
8. I Got to Find Me One
9. Beautiful
10. Bless Your Heart
ホーンアレンジもグループでやっていて、これまでの
ソウル系のみならず、躍動的なアレンジになっています。曲の尺も長くなっていて、サザン
ファンク系の熱いサウンドになっています。70年代初期の混沌とした感じではありますが、それだけにかっこいいものになっています。何といってもドラムが良くなっているので、グルーヴ感もいい感じです。バンドの進化としては演奏力の向上にかかっていますので、まだまだ過渡期ではありますが、これまでのコーラス系のグループからはかなり脱皮しています。
より黒く、よりスウェットで熱い
ソウルファンクであります。この辺りはTwist & Shoutしか知らない人にとっては未知の領域になっていきますが、当時のアメリカではシングルヒットも出しています。I Need You Soのようなバラードも素晴らしいし、オリジナル曲も良いものが創れるようになっています。全体的にもバンドとしてまとまりかけています。アレンジセンスも素晴らしい作品に仕上げています。ラフな部分もありますが、かなりの名盤であります。
Get into Something