

2005年の作品です。再びヒップホップを取り入れています。複数のラッパーに歌わせて、Maurice Whiteの出番が少なくなっていて、何おバンドだか分からなくなる時がありますが、売り上げ的には持ち直してきたので、新しいファンを獲得出来たのでしょう。ヒップホップにアースのホーンを使ったアレンジを融合させて以前やった時とは違うアプローチに鳴っているのはいいのですが、ゲストラッパーが邪魔だと思うのは私だけでしょうか。
1. Lovely People
2. Pure Gold
3. A Talking Voice (Interlude)
4. Love's Dance
5. Show Me The Way
6. This Is How I Feel
7. Work It Out
8. Pass You By
9. The One
10. Elevated-Feat. Floetry
11. Liberation
12. To You-Feat. Brian McKnight
13. Love Together
14. The Way You Move
私個人的にはラップやヒップホップは90年代中頃までは我慢して聴いていましたが、どうしてもダサいイメージが私にはあって、21世紀にもなってまだ何やってんだ、と言うのが正直な気持ちです。ですから前作までのアプローチの方が私は好きです。EW&Fらしさを織り込みながらのアレンジは見事だと思いますが、ダサいラップがどうしても邪魔です。メロウな曲もあって、らしさは演出していますが、どうも物足りないし、ラップ系のくだりはいりません。
これが90年代前半の作品だとしたら凄い作品だと思いますが、2005年にやるには、私だったら恥ずかしくなるような内容です。でも世間というか、アメリカではまだこの手の
音楽が売れているようです。いつまでやってるんだ、あんたら飽きないのか、と言う思いからダサいと感じるのです。サンプリングによるストリングスなど、素材も良くなっていますし、アレンジのポイントは見事です。良く練り込まれています。ただただ、ダサいのが残念。
Lovely People