

74年のアルバムです。売れるようになった彼らは自信をつけて更に充実した作品を創るようになります。ダンスフロアでも踊れる
音楽でありながらも、よりプログレッシヴに、多少の洗練された感性も加えて、ジャズ
ファンクグループとしての完成度をあげています。アナログシンセのレゾナンスプレイなど、f無くバンドとしての新しさも発揮しながらもポップであろうともしていますし、一番面白い時期の作品だと思います。
1. Street Corner Symphony
2. Fruitman
3. Rhyme Tyme People
4. Light Of Worlds
5. Whiting H. & G.
6. You Don't Have To Change
7. Higher Plane
8. Summer Madness
9. Here After
シングルではHigher Planeがブラックチャートでナンバーワンに輝いた他、Rhyme Tyme PeopleとSummer Madnessもヒットさせています。Summer Madnessは映画ロッキーにも使用されたり、後のサンプリングネタとしても重宝されています。エンジニアにはBob Clearmountainが加わっているなど、ノっているバンドには才能が集まるものです。シングルヒットは勿論ですが、アルバム全体としても強力な作品に仕上がっています。
ジェイムスブラウンの
ファンクは熱いですが、このバンドの
ファンクはクールなのが売りであり、かなり計算尽くされたリズムアレンジ、そこにアドリブ演奏のラフさも加えて、実に硬派な
ファンクであります。80年代には軟派な感じになってしまいますので、この頃のサウンドの方が好きです。踊れるフュージョン
ファンク、ボーカル部分が弱いので、ゲストボーカルを入れたり工夫していますが、この頃はボーカルと言うより演奏面が最高に素晴らしいです。名盤ですね。
Street Corner Symphony