76年のアルバムです。ディスコブームになってもストリングスは使わずに、あくまでもバンドサウンド、ホーンセクションを中心とした曲になっています。ストリングのパートはシンセで代用はしていますが、
ファンク調であり、ディスコサウンドではない所がかっこいいです。今作は途中ライブ音源をはさんで、ベストアルバムのような感じになっていますが、それなりにコズミックなコンセプトを表現する為に過去の曲を導入したようです。
1. Love & Understanding
2. Sugar
3. Do It Right Now
4. Cosmic Energy
5. Hollywood Swinging
6. Summer Madness
7. Universal Sound
8. Come Togethe
Hollywood Swinging、Summer Madness、Universal Soundの3曲がライブ音源で、後はスタジオ録音の新曲になっています。バンドとして充実している時期でもあり、ライブでの熱気も伝えたくなるもの分かります。ブラスを中心としたバンドなので、コズミックなイメージを創っているのはシンセやエレピであり、キーボードの存在が大きくなっています。ギターはウェスモンゴメリー系のジャズギターの音色である事が多く、ディスコでこんなジャズっぽい音が聴けるのはかっこいいと思います。
ヒット性のある曲が多く、アルバムとしてもヒットしていますが、この辺りから徐々に売り上げは落ちていきます。ディスコブームには乗りましたが、ディスコサウンドではない事や、当時はフュージョンブームでもありましたが、フュージョンとして評価されていなかったのもあり、どちらつかずのスタイルでは弱かったのです。しかし、このどちらつかずのサウンドがかっこいい訳であり、そこを評価してもらえていなかった事が残念です。この時期のバンドは最高にかっこいいのに。
Love & Understanding