78年のアルバムです。再ブレイク前の思いっきり売れなかった作品です。売れる前の禊みたいな存在でしょうか。これまでのゴリゴリの
ファンク ではなく、A.O.R.なアレンジも取り入れています。しかし洗練されたとは言えないものです。あくまでもバンドとしてアレンジしていますので、EW&Fのようにバンド以外のアレンジャーを起用するなどしないともっさり感は払拭出来ていません。
1. Everybody’s Dancin’
2. Dancin’ Shoes
3. Big Chief Funkum
4. I Like Music
5. You Deserve A Break Today
6. At The Party
7. Stay Awhile
8. It’s All You Need
9. Peace To The Universe
売れないまでも硬派な
ファンク を突き通してくれていれば私は高い評価を与えられますが、ディスコのインフルエンスに脳天を持っていかれてへんちくりんになっています。この時代があったからこそ後の軟派街道に進めるのですが、思いっきり迷走しているので、どの要素も混じりあっていませんし、ちぐはぐに空回りしている状態です。ジャケット写真からすると都会的なイメージをつけたかったのでしょうが、イモ臭いサウンドはいただけません。
アメリカではディスコブームは続いていますが、世界的にはパンク、ニューウェイヴの時代であり、よほど良い曲を書いていないと見向きもされなくなっている時代です。このアルバムが売れなかったのは必然ですね。P-FUNKのようなイカサマ臭さがありますが、P-FUNKのようなアシッドなグルーヴは創れていません。全てが中途半端でまとまりの無い作品です。
Everybody’s Dancin’
Dancin’ Shoes
Big Chief Funkum
I Like Music
You Deserve A Break Today
Stay Awhile
It’s All You Need
Peace To The Universe
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