

79年のアルバムで、第二のブレイクとなった作品です。どうしても自分達だけでは洗練しきれなかった為、プロデューサーにEumir Deodatoを迎えて、おしゃれなダンスミュージックを創り上げた結果、世界的にも大ヒットとなりました。そして、これまで専属のボーカリストがいませんでしたが、James "J.T." Taylorをリードボーカリストとして加入させた事によって、歌を中心としたスタイルに変化しました。シンガーソングライターのジェームステイラーとは別人です。こちらは黒人です。
1. Ladies Night
2. Got You Into My Life
3. If You Feel Like Dancin’
4. Hangin’ Out
5. Tonight’s The Night
6. Too Hot
7. Ladies Night (12” Promo Disco Mix)
8. Hangin’ Out (12” Disco Mix)
9. Tonight’s The Night (Single Version)
10. Ladies Night (Single Version)
11. Too Hot (Single Version)
12. Hangin’ Out (Single Version)
全部で6曲しかありませんが、Ladies' Nigh、Too Hot、Hangin' Outの3曲をシングルカットして大ヒットさせています。これまでの硬派なイメージから対局にある軟派なサウンドになっていますので、私はこれ以降は好きではないのですが、一般的にはKool & The Gangと言えば、これ以降のサウンドのイメージが定着しています。これの前の2作は硬派なのに無理して軟派なサウンドを作ろうとしてちぐはぐになっていましたが、Deodatoの統率により見事なまでの売れる
音楽になっています。
時代はパンク、ニューウェイヴ、テクノの時代ですが、アメリカではディスコで踊れる
音楽は売れていました。何といってもアメリカはバブルの時期で、後に日本もバブルになりますので、パンクに敵視されていたダンスミュージックは朽ちませんでした。それどころかポストパンクの時代になると形を変えて踊れる
音楽がヒットチャートを独占し、やがてヒップホップ以降もダンスミュージックが常に売れうる
音楽として定着していきます。アレンジもおしゃれになりましたが、何といっても安定したボーカリストがいると言う事は、バンドにとってとても大きな存在となっています。
Ladies Night