75年の作品です。プロデューサーはElliot Mazer、フォークロックやカントリーロックの要素を感じさせながらもシンフォニックロック、情緒的な彼らのサウンドが確立された代表作です。いかにも
プログレ 然とした作品になっていますが、時代的には
プログレ も衰退していて、アメリカ志向になり始めていた頃であり、後発のバンドと言うイメージは致し方なく、今ひとつメジャーになりきれなかった要因になっています。
1. In My Life
2. Sweet Jesus
3. Titles
4. Jonathan
5. Beyond The Grave
6. Song For You
7. Hymn For The Children
8. Moongirl
9. One Night
10. Child Of The Universe (1975 Alternate Recording)
ジャケットも
プログレ らしくなってきて、
プログレ ファンにも人気のアルバムになっていますが、昔からのポップ感覚も健在で、Titles はビートルズのパロディーになっています。パロディーというか、彼らはビートルズの曲をトラディショナル曲としてカバーしています。歌い方もファルセットを使ったり、ハーモニーを大事にアレンジしています。オーケストラを使わなくても、バンドとしてシンフォニックにアレンジして
プログレ らしいサウンドになっています。
売れていた
プログレ バンドはターゲットをアメリカに向けて、曲をコンパクトにし始めた時期であり、そこは彼らのポップ感覚が何とかシンクロしています。このバンドの場合はブリットポップなプログレになっていますので、情緒的な
音楽 になっています。プログレファンとしてはアメリカ的なサウンドよりも英国的なサウンドが好きな訳で、そこは満足させられるものになっています。遅ればせながらもやっとプログレバンドとして胸を張って言えるバンドになった彼らの代表作であり、名盤であります。
Full Album
Child of the Universe (from Live Tapes)
スポンサーサイト