

2008年のソロアルバムです。ソロアルバムとしてはこれが最新作になっています。今回の主役は愛用のギブソンFirebirdで、サウンドはロキシー系のグラムロックになっています。バックメンバーはドラムがCharles Hayward、キーボードはLeszek Możdżer、ベースがYaron Stavi の四人だけでの演奏になっています。
1. Fortunately I Had One with Me
2. Cartagena
3. Fireebired
4. Mexican Hat
5. Firebird V11
6. A Few Minutes
7. After Magritte
ロキシーと言うよりも、その後のジャパンのようなテクノにかぶりながらもグラムロックしている感じです。つまり、ソロ初期の頃のスタイルに戻っています。重厚でダークなテクノ、ノイジーなサウンドエフェクト、イーノがらみの頃のサウンドに近いです。あの頃から一回り、二回りしていますが、その分濃密なサウンドになっています。
アレンジ的にはフュージョン、ジャズ系の演奏もあったり、カンタベリー系だった頃も蘇ります。この頃はラテン熱は冷めて、一番良かった頃のスタイルを取り戻そうとしているように感じます。ライブのみでのロキシーの再結成などもあって、ロキシー人気を再確認したからなのでしょうか、ファンが一番求めているスタイルを感じ取ったのかもしれません。これはなかなかの名盤です。
Firebird V11
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