83年のアルバムです。アコースティックギターによる楽曲集になっていて、Nick MagnusとJohn Hackett によるキーボードやフルート以外はギターだけの演奏になっています。歌無し、ドラムレスです。ギタリストとしては、一度はこういうアルバムを創りたくなるものです。クラシックギター、スパニッシュ、地中海風など、中世的なアコースティックギターを得意としていましたが、ジェネシス時代よりリラックスした演奏になっています。
1. Bay Of Kings
2. The Journey
3. Kim
4. Marigold
5. St Elmo's Fire
6. Petropolis
7. Second Chance
8. Cast Adrift
9. Horizons
10. Black Light
11. The Barren Land
12. Calmaria
13. Time Lapse At Milton Keynes
14. Tales Of The Riverbank
15. Skye Boat Song
シンセによるバッキングはいらないくらいギターを全面に出しています。はっきり言ってシンセの音は邪魔です。しかし当時の80年代の雰囲気を考えるとギターだけの作品をリリースするのはかなりの冒険になりますので、致し方ない処理だったのでしょう。ジェネシス時代からアコースティックでも凄まじいフィンガリングを披露して、他の
プログレ ギタリストとの差別化をしていました。それだけ個性的なギタリストなのです。
今作ではそこまで凄まじいフィンガリングは披露していませんが、普通のクラシックギタリストに比べるとあり得ないような奏法を披露しています。アコースティックギターにフルートの音色は合います。しかし、どうしてもシンセの音はもう少しどうにかならんのかと思ってしまいます。サンプリング音源なら良かったのかもしれませんが、この頃はまだサンプリングは使っていません。アナログな響きをもっと大事に録音して欲しかったと思いますが、どうしても80年代はこのアナログ感を無くそうとしていた風潮があります。そこだけがもったいない。
Bay Of Kings
The Journey
Kim
Marigold
St Elmo's Fire
Petropolis
Second Chance
Cast Adrift
Horizons
Black Light
The Barren Land
Calmaria
Time Lapse At Milton Keynes
Tales Of The Riverbank
Skye Boat Song
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