ジェネシスで活動しながらもフュージョンバンドBrand Xに参加したりしていましたが、Brand Xの作品は既に紹介済みなので、ジェネシスが活動停止中にリリースされた81年のファーストソロアルバムを紹介します。80年代の時の人となるHugh Padghamと創り上げています。Hugh Padghamはピータガブリエルのサードアルバムでゲートリバーブを使ってPhil Collinsにドラムを叩かせて、80年代を代表するサウンドを創り上げた人であり、その流れでこのアルバムも制作しています。
1. In The Air Tonight
2. This Must Be Love
3. Behind The Lines
4. The Roof Is Leaking
5. Droned
6. Hand In Hand
7. I Missed Again
8. You Know What I Mean
9. Thunder And Lightning
10. I'm Not Moving
11. If Leaving Me Is Easy
12. Tomorrow Never Knows
三人になってからのジェネシスはポップになりはじめますが、その仕掛人はこのPhil Collinsであり、そのポップさとピーターガブリエルの作品からの影響でヘヴィーでスリリングなサウンドになっています。まずボーカリストとしての作品でありますが、ゲートリバーブが効いたドラミング、それにドラムマシーンも付け加えてリズムの組み立てから作曲されています。Eric Clapton、Stephen Bishop、Shankar、lphonso Johnsonなどの豪華ゲストに加えてArif Mardinがストリングスアレンジをして、EWF Hornsが参加しています。
MTVの時代でもあり、ジェネシスでもヒットを飛ばしていたPhil Collinsは80年代に大活躍していきます。その先駆けとなったアルバムで、イギリス的な重さのある曲もあれば、アメリカ的なファンキーなアレンジもあったり、ヒットチャートを狙いながらも
プログレ ファンにも対応出来る曲を用意しています。この辺は抜かりがありません。80年代に売れる手本となるような作品であり、80年代は彼無くしては語れないくらいのキーパーソンなのでありました。
Full Album
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