

2004年のアルバムです。バンドの最大の魅力だったボーカルのPaul Youngが亡くなった為に、バンドの存続は危ぶまれましたが、もう一人のボーカリストPaul CarrackとMike Rutherfordがしっかりタッグを組んで活動を再開させました。共同プロデュースにPeter Van Hookeを招いて、ヒップホップの要素も取り入れたサウンドになっています。
1. One Left Standing
2. If I Were You
3. Perfect Child
4. Rewired
5. I Don't Want It All
6. How Can I?
7. Falling
8. Somewhere Along the Line
9. Underscore
基本がリズム&ブルースと言う部分は変わっていません。多くのベテランリズム&ブルースグループがヒップホップを取り入れていると同じ感覚で制作されていますが、このバンドのポップセンスは衰える事無く、この新しいスタイルの中でも抜群のアレンジを生み出しています。Paul Young.がいなくなった事で売り上げも落ちていますが、内容的には全く後退する事無く、更にしかした姿を見せつけています。
やりたい
音楽が最初から明確なので、どんな状況になっても迷いが無いのでしょう。それがこのバンドの強みであります。ジェネシスの栄光に関係なくこのバンドは全く別次元で勝負しています。だからここまでしっかりした作品を出し続けられるのです。ヒップホップのようにラフになる事無く、おしゃれにサウンドをまとめられるセンスは素晴らしいと思います。良い
音楽が生まれなくなっている昨今、これだけ良い
音楽が埋もれていると言うのも現実です。おかしな時代になりました。
One Left Standing