2011年のアルバムです。これがこのバンド最新作であり、Mike Rutherfordとしてもこれが今の所の最新作になっています。オリジナルボーカリストのPaul Carrackが脱退していて、新しいボーカリスト、黒人のAndrew Roachford、白人のTim Howarのダブルリードボーカルになっています。他にドラムにGary Wallis、ギターのAnthony Drennan、キーボードのLuke Jubyが正式メンバーとなっています。ゲストのArno Carstensもリードボーカルをとっている曲もあります。
1. The Road
2. Reach Out (Touch The Sun)
3. Try To Save Me
4. Background Noise
5. I Don't Do Love
6. Heaven Doesn't Care
7. It Only Hurts For A While
8. Walking On Water
9. Hunt You Down
10. Oh No
11. You Can Be The Rock
ボーカリストが代わったと言う事もあってか、あからさまにソウルミュージックになっています。プロデュースにはGraham Stackが加わっています。90年代的な音色を使用しながらも80年代のようなきらびやかなアレンジになっているのは、これまでと同じですが、まるで黒人ソウルミュージックの作品ではないかと思わせる曲まであります。基本的には最初からそういう
音楽 でしたが、黒人ボーカルが入った事で、そこをぼやかさないようになっています。
音楽 的な内容で言えば、これまでの作品の中でも最高の出来映えになっています。熟練になりながらも挑戦者の心意気を持っているからでしょう。細部までこだわり抜かれたアレンジは、どの部分も無駄がありません。売り上げ的にも回復していて、良い
音楽 はそれだけ説得力を持っているのです。このバンドがどんなバンドだったかとか、Mike Rutherfordのジェネシスでの経歴など関係なく、間違いなくこのアルバムは近年でも素晴らしい内容を持った名盤に仕上がっています。これからも作品が出るのが期待出来そうです。
The Road
Reach Out (Touch The Sun)
Try To Save Me
Background Noise
I Don't Do Love
Heaven Doesn't Care
It Only Hurts For A While
Walking On Water
Oh No
You Can Be The Rock
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