

74年のセカンドアルバムです。彼らの最大のヒット作であり、代表作であります。邦題はさかしま。プロデュースはAlan Parsons、エンジニアにPeter Flanaganがいます。ジャケットデザインはMick Rockと話題性抜群で、
音楽的な完成度も増して人気が絶頂に達しました。バンド内は不和になっていましたが、演奏面は最高潮になっています。
1. Sweet Dreams
2. Psychomodo
3. Mr. Soft
4. Singular Band
5. Ritz
6. Cavaliers
7. Bed In The Corner
8. Sling It!
9. Tumbling Down
Jean Paul C
rockerはギターを演奏しなくなり、バイオリンでロックンロールのリフを演奏したりして、独自のサウンドにより、より彼らの世界観が具体化されました。メランコリックな部分はキンクスを思わせます。それがサイケデリックに、プログレッシヴに展開されていきます。脱
グラムロックであり、非常に期待されましたが、ベンド内の不協和音も絶頂に達し、メンバーの離脱によりバンドは空中分解していきます。
キンクスはイギリスの国民的なバンドであり、このバンドもイギリス人好みであり、イギリスでは大ヒットしましたが、世界的には大ヒットには至っていません。しかし、この作品により、バンドの知名度は一気に上がっていきます。大道芸的な雰囲気はフェリーニのような独特の世界観を生み出し、唯一無二のサウンドを完成させました。前作のラストはビートルズのサージェントペッパーのラストのようなオーケストレーションでしたが、このアルバムのオープニングをその流れを継続させるように始まります。前作からのトータルコンセプトを感じさせます。歴史的な名盤です。
Sweet Dreams / Psychomodo