76年のアルバムです。プロデュースはSteve Harley単独で行っており、よりワンマンバンドの要諦になってきました。前作からファンクやゴスペルコーラスを取り入れたりして、モダンな感じになっていますが、ここでもその部分を強調するようになっています。マークボランも晩年はブラックミュージックを取り入れたりしていましたので、当時の傾向だったのだと思います。ファンクを取り入れたハードロックバンドも当時は多く、ファンクとロックの折り合いを付けようとしていた時期だったと思います。
1. Red Is A Mean Mean Color
2. White White Dove
3. Understand
4. All Men Are Hungry
5. Black Or White
6. Everything Changes
7. Nothing Is Sacred
8. Dont Go Dont Cry
9. Throw Your Soul Down Here (Bonus Track)
10. Mad Mad Moonlight (Live) (Bonus Track)
ディスコミュージックも流行り出していましたが、ディスコではなく、ファンクやソウルと言ったものがロックミュージシャンにとっては新鮮だったと思います。可能な限り少ないコード進行でリズム構築に命をかけるファンクはブルースをルーツとするロックにとってはユニークなものであり、ギターカッティングも6弦全部を鳴らさずに、3和音だけでテンションを感じさせたり、構造自体が違いますから、そこに新たな可能性を見いだしていたのでしょう。
そんなブラックなアレンジにおいてもSteve Harley節は炸裂しており、ストーリーテリングな歌い方にもバリエーションが増えています。このバンドは彼の物語をいかに表現するかと言うバンドですから、嫌になったメンバーは出て行き、受け入れられるメンバーによって新たな息吹を得ています。人気は下降線に入っていますが、
音楽 的にはどんどん充実していきます。
Red Is A Mean Mean Color
White White Dove
Understand
All Men Are Hungry
Black Or White
Everything Changes
Nothing Is Sacred
Dont Go Dont Cry
Throw Your Soul Down Here
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