73年のアルバムで、初めてバンドでプロデュースしています。新しくギターにEelco Gelling、サックスにBertus Borgersが加わり6人組になりました。Radar Love がシングルヒットして、やっとこのバンドも世界的に知れ渡るようになります。それによりアルバムもヒットして彼らの代表作となりました。ジャケットもいかしています。
1. Candys Going Bad 2. Are You Recieving Me 3. Suzy Lunacy (Mental Rock) 4. Radar Love 5. Just Like Vince Taylor 6. The Vanilla Queen
George Kooymansは決して巧いギタリストではないのですが、必要以上に弾きまくる事によって個性的なギタリストになっていると思います。もはやジェスロタルとも違う独自のサウンドを確立させています。ハードロックにサックスが入るとどっちらけになるのですが、そこはクリムゾン的な響きにさせています。自分達の個性は殺す事無く、ヒット作品に仕上げた名盤であります。