95年のアルバムです。ゲストミュージシャンの参加は無く、バンド四人だけで制作されています。カバー曲だけを集めたカバーアルバムになっています。ベテランがカバーアルバムを作ってしまうとバンドの終焉が近い事を感じてしまいますが、この作品はバンドの原点を見つめ直して、自分達の進むべき道を再確認するような性格のアルバムになっていると思います。
1. When I Was Young
2. "Darkness, Darkness
3. Gotta See Jane
4. My Little Red Book
5. Sail On Sailor
6. Motorbikin'
7. I'll Be Back Again
8. This Wheel's On Fire
9. Ballad Of A Thin Man
10. Collage
11. Move Over
12. Who Do You Love
13. Turn The Page
アニマルズ、ビートルズ、ビーチボーイズ、ボブシーガー、ジャニスジョップリン、ボブディラン、クリススペティング、などからバートバカラックの曲まであります。どちらかというとアメリカンロック色が強いですが、それほど有名ではない独特の選曲になっています。それこそがこのバンドの独自性に結びついているのだと思います。
アレンジはソリッドなバンドサウンドのハードロックになっています。60年代はビートポップをやっていたので、その辺の曲もあります。良い曲を書くようになっているのも、その辺の曲からの影響でしょう。アレンジも演奏も素晴らしいですし、このバンドがまだまだ現在進行形で頑張っているバンドである事を物語っています。ただ世界から注目されなくなっているのがもったいない。
When I Was Young