87年のアルバムです。新しくキーボードにAndy Metcalfeが加わって6人組になっています。もう完全に前衛的だったSqueezeではなくなって、80年代のヒットチャートに食い込もうとしてるバンドでしかありません。MTVを活用して、耳障りの良い
音楽 を創っています。ひねくれポップの異端児はどこかに行ってしまいました。どうせポップな曲を創るのなら売れる曲を書いた方がいいと思ったのでしょう。
1. Hourglass
2. Footprints
3. Tough Love
4. The Prisoner
5. 853-5937
6. In Today's Room
7. Trust Me To Open My Mouth
8. Striking Matches
9. Cigarette Of A Single Man
10. Who Are You?
11. The Waiting Game
12. Some Americans
13. Wedding Bells
14. Take Me I'm Yours
この頃にはスクポリも出現していて、後に歴史的な名盤を創るようになります。そのスクポリのような
音楽 を既にやっているのがこのバンドであり、Glenn Tilbrookの中性的なボーカルはこの時代にマッチしています。時代の音そのものであり、ひねりがまったくありません。ここまで素直になれとはファンの誰もが思っていなかったと思います。それでも多少売れているので、致し方ないのかもしれません。
80年代のキーワードがモータウンサウンドであり、モータウンリバイバルとも言えます。そのポップさを80年代サウンドで演奏すると売れる時代でありました。つまりソウルミュージック、ブラックミュージックがベースであり、ファンクほど踊る事を強制している
音楽 ではありませんが、ダンスミュージックとしても通用するポップスなのです。ディスコ以降、踊れる
音楽 が売れるようになり、その正反対にいたニューウェイヴのSqueezeが踊れるような
音楽 をやると言うのは裏切られたような気分ですが、これだけ良い曲を書かれたら文句も言えません。
Hourglass
Footprints
Tough Love
The Prisoner
853-5937
In Today's Room
Trust Me To Open My Mouth
Striking Matches
Cigarette of a Single Man
Who Are You?
The Waiting Game
Some Americans
Wedding Bells
Take Me I'm Yours
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