

91年のアルバムです。前作からギターポップバンドになっていますが、とうとうキーボードは誰もいなくなり、四人編成になっています。キーボードではSteve NieveやTony Berg 、Matt IrvingそしてアコーディオンでBruce Hornsbyが参加しています。プロデュースはTony Bergです。ギター中心の
ブリットポップ、同時期のXTCにシンクロするような内容になっています。
1. Satisfied
2. Crying In My Sleep
3. Letting Go
4. Day I Get Home
5. The Truth
6. House Of Love
7. Cupid's Toy
8. Gone To The Dogs
9. Walk A Straight Line
10. Sunday Street
11. Wicked and Cruel
12. There Is A Voice
時代はオルタナになっていますが、イギリスではパワーポップなるジャンルが誕生しています。パワーポップと行っても良いかもしれませんが、この素朴で切ない感じは
ブリットポップと呼ぶのがふさわしいと思います。シングルカットされたSunday Street、Satisfied、Crying in My Sleepはイギリスやアメリカではヒットしています。キーボードは装飾的な役割になっていて、あとはコーラスなどでカラフルな味付けがされています。
基本的にはナチュラルトーンのギターにディレイをかけたカッティング、アルペジオがポップな雰囲気と爽快感を生み出しています。この辺はXTCと雰囲気が似ていて、単なる懐古主義による
ブリットポップではなく、新しいイギリスのポップソングとして存在感を出しています。まだまだ
ブリットポップには早過ぎますが、こうした
音楽がヒットした事によって、その土台が出来上がっていたのだと思います。素晴らしい名盤です。
Satisfied