95年のアルバムです。プロデュースはPeter Smith と Glenn Tilbrook。またしてもPaul Carrack が脱退して四人組になっています。キーボードもGlenn Tilbrook が弾く程度で、ほとんどギター中心のバンドになっています。時代的にはやっと
ブリットポップの時代がきていて、彼らの
音楽も再評価されるようになりますが、どちらかと言うとパワーポップの方に近いサウンドになっています。
1. Electric Trains
2. Heaven Knows
3. Grouch Of The Day
4. Walk Away
5. This Summer
6. Got To Me
7. Long Face
8. I Want You
9. Daphne
10. Lost For Words
11. Great Escape
12. Temptation For Love
13. Sound Asleep
14. Fingertips
彼らがやってきた事がやっと陽の目をみる事が出来る時代になりました。ポップスにしてはハードであったり、ひねくれていたり、どこかひねった感じがイメージの定着を難しくしていましたが、それだ当たり前の時代になったのです。アイドル的な人気があったブラーがひねくれポップ全開のヒット曲を出した事によって、このスタイルが当たり前になったのです。それを称してイギリスらしいポップスということで
ブリットポップとしてブームとなっていきます。
元祖であるXTCは活動しなくなっていて、現役で頑張っていたこのバンドにとっては、いつも通りの自分達のスタイルで売れる時代になりました。しかし、このバンドもそろそろ限界に来ていて、このブームを利用して金儲けに乗っかるにはフットワークが重くなっていました。それでもこのアルバムは
ブリットポップらしい楽しい内容になっています。どの曲もベテランならではの決めの細かさと共に若々しさも感じさせる粒ぞろいの内容になっています。名盤です。
Electric Trains