

98年のアルバムです。
ブリットポップ真っ盛りと言う時期でもあり、ベテランならではのとびきりの
ブリットポップをお見舞いしています。今回はキーボードのChris Hollandが復帰していますが、バンドとしては末期状態であり、この後正式に解散する事になります。せっかくブリットブームの後押しが出来たのに、永らくその位置をキープしていたバンドが解散になるとは皮肉な事です。
1. Play On
2. Bonkers
3. What's Wrong With This Picture?
4. Domino
5. To Be a Dad
6. Donkey Talk
7. Sleeping With a Friend
8. Without You Here
9. In the Morning
10. Moving Story
11. Little King
12. Short Break
ファンキーなアレンジでありながらも
ブリットポップならではの優れたメロディーを歌い上げています。ここは若手には負けていません。この渋みも若手には創れないでしょう。それでも爽やかな旋律です。長く不動のメンバーだったベースのKeith Wilkinson がHilaire Pendaに代わり、ドラムがKevin WilkinsonからAshley Soanに代わっていますが、このアルバムが最後になるので、短い期間の在籍になりました。この二人がいなくなった事が痛手だったのだと思います。
プロデュースもGlenn Tilbrookで、ほぼGlenn Tilbrookの独り舞台のような感じでもあり、この後はソロ活動していきます。これが最後とは思えないくらい美しい曲ばかりで、Squeezeというバンドがいかに優れていたバンドであったかを物語っています。どうしても玄人好みのバンドで、地味な扱いばかりでしたが、時代の先を行き過ぎていた感もあり、実力の割には不遇のバンドだったと思います。もっとこのバンドの
音楽は愛されるべきだと思います。名盤です。
Play On