

75年のアルバムです。イギリスの
音楽が大好きだった彼らにとって恐らく憧れの Tony Viscontiがプロデュースしています。まるでロックオペラのようにコンセプトアルバムのような構成になっています。サウンドも思いっきり
グラムロックしています。Tony Viscontiによるストリングスアレンジもあり、これぞ70年代のイギリスのロックサウンドであります。
1. Hospitality On Parade
2. Happy Hunting Ground
3. Without Using Hands
4. Get In The Swing
5. Under The Table With Her
6. How Are You Getting Home ?
7. Pineapple
8. Tits
9. It Ain't 1918
10. The Lady Is Lingering
11. In The Future
12. Looks, Looks, Looks
13. Miss The Start, Miss The End
14. Profile
15. I Wanna Hold Your Hand
16. England
Get In The SwingとLooks, Looks, Looksがシングルカットされています。
グラムロックの流行は終わっていますが、グラム残党となるバンドがいくつかありました。ヘヴィメタルキッドも最後はこのバンドのようなサウンドを創っていましたので、このバンドの影響力はかなり大きかったと思います。場末のキャバレー
音楽など、クィーンと共通するメランコリックな曲もあります。
メランコリックでポップな
音楽の元祖はキンクスでありますが、それを更に極端にしてしまったのがこのバンドだと思います。クィーンの方は何とかハードロックバンドであろうとしていましたが、このバンドにはそこまでの固定概念がありません。だからこそ彼らにしか創れないスタイルが発生しています。より既成概念を破壊して尚かつ飛びきりポップなミラクルワールドを創り上げています。これまで以上の名盤に仕上がっています。
Full Album