

80年のアルバムです。今回もGiorgio Moroderによる
テクノサウンドになっていますが、もう一人Harold Faltermeyerもプロデュースに加わっています。完全にバンド形態を破棄してRussell MaelとRon Maelの二人だけで制作されています。現在で言うユニットみたいな形態になっていますが、当時は二人だけで何が出来るの?という感じになってしまいますが、今となっては普通の形態であります。しかしまだ打ち込みなんてものはありません。
1. When Im With You
2. Just Because You Love Me
3. Rock N Roll People In A Disco World
4. When Im With You (Instrumental)
5. Young Girls
6. Noisy Boys
7. Stereo
8. The Greatest Show On Earth
今作ではディスコビートは残っていますが
テクノポップではありません。普通の80年代ポップみたいな曲をシンセで演奏しています。しかし、ドラムもギターも入っていますが、あえてクレジットしていないようです。PVも創ってMTVの時代を迎えようとしています。まだまだパンク、ニューウェイヴ、
テクノの時代ですが、既にポストパンク的な曲になっている所は先見の明があります。
When I'm with YouとYoung Girlsがシングルカットされていますが、どの曲もシングル向きのポップな曲ばかりです。Russell Mael,の歌い方もニューウェイヴの時代になると珍しくないくらいにこの時代のシンガーに影響を与えていますから、実にまともな
音楽に聴こえます。アメリカに帰った事でアメリカの商業ロックさえもパロディー化しているみたいです。このとぼけた感じはブレがありません。
Full Album