

81年のアルバムです。プロデュースはGiorgio Moroder門下生のReinhold Mack。当時のシンセサイザーは持ち運びが大変だったため、バンドスタイルに戻る事にしています。バンドスタイルでシンセポップと言う事で80年代ポップスになっています。MTVも活用してヒットを飛ばしていますが、日本ではどんどん地味な存在になっていきます。もはや独自のスタイルと言う明確なサウンドでは無くなっているからでしょう。
1. Tips For Teens
2. Funny Face
3. Where's My Girl
4. Upstairs
5. I Married A Martian
6. The Willys
7. Don't Shoot Me
8. Suzie Safety
9. That's Not Nastassia
10. Wacky Women
Tips for TeensとFunny Faceをシングルカットしています。彼らに影響を受けたミュージシャンがどんどんシーンに出てきた為に、彼らの専売特許は無くなりつつありました。でもどこか笑ってしまうような雰囲気は他のバンドには無い所であり、日本のアンダーグラウンドシーンにその影響を強く感じるバンドがいくつかありました。
パンク、ニューウェイヴの登場によって、明らかに70年代のロックは違うフォーマットになっていくのが80年代であり、70年代に活躍していた彼らが完全に70年代を払拭しているのが凄いです。と言うより70年代には既に80年代を先取りしていたバンドだったのです。それが新しい音色を手に入れてから明確になっているのです。時代がやっと追いついてきた。そしてシンクロした作品になっていると思います。
Full Album