

86年のアルバムです。シンセポップに特化した作品になっています。ディスコ以降踊れる
音楽が売れる時代になっていますが、ダンスフロアを意識したサウンドになっています。シンセポップは90年初頭に復興しますが、この時期であれば少し古くさくなっていた頃ですが、サンプラーも使って当時流行っていたフランキー辺りのアレンジを意識しています。
1. Music That You Can Dance To
2. Rosebud
3. Fingertips
4. Armies Of The Night
5. The Scene
6. Shopping Mall Of Love
7. Modestry Plays (New Version)
8. Let's Get Funky
パンクによって既成概念は破壊されましたが、当時のアメリカ、日本はバブル真っ直中で軟派でおしゃれな
音楽が求められていました。その要求に応えた形の内容でありますが、ロックファンにとっては欲しい
音楽が無い時代でもありました。デジタルサウンドには辟易していたのです。そのロックファンを真っ向から拒否しているようなアルバムです。
シンセポップはイギリスで流行っていましたので、イギリスの影響が強いと思います。ただ、この状況から脱しようとする動きもありましたので、はっきり言ってロックを拒否したスタイルになっています。そこは時代をパロディー化したようなとぼけた感じもありますので、彼らの思惑通りになっているようです。ダンスチャートでは少し盛り返しています。
Music That You Can Dance To