

84年のアルバムです。プロデュースがTerry Manningに代わり、ドラムがruce Crumpに戻っていますが、ギターのSteve Hollandが脱退してキーボードのJohn Galvinが加入して新しい体制に入りました。
サザンロックと80年代サウンドの融合と言うのを試みて、80年代でも売れるような作品を創っています。これは後にZZTOPに引き継がれてZZTOPの方は成功しましたが、このバンドでは人気を失う結果となりました。
1. Satidfied Man
2. Backstabber
3. She Does She Does
4. Intro Piece
5. Stone in Your Heart
6. Man on the Run
7. Good Smoke and Whiskey
8. Heartbreak Radio
9. I Ain't Got You
10. Straight Shooter
11. Song for the Childrem
シンセサイザーを導入し、80年代ならではのコード進行、アレンジにより売れる
音楽を創り上げています。当時売れる要素を全て備えて、目先を変えただけの安易な策ではなく、しっかりと考え抜かれた構成になっています。これが売れないと言うのはおかしな事であり、失敗する要素がどこにも見当たりません。ヒットして当たり前のような完璧な作品に仕上がっています。しかし売れなかったのは、よっぽどファンの求めているものとは違うものを創ってしまったのだと思います。
男気のする
サザンロックが売りでしたから、軟弱に聴こえたのかもしれませんが、サウンドはハードにまとめられて、軟弱には聴こえません。ただあまりにも80年代のスタイルを取り入れ過ぎているため、商業ロックの臭いはプンプンしています。それでもZZTOPは爆発的に売れましたので、それよりも完成度の高いこのアルバムが売れないのはおかしいのですが、それだけ新しいファンを獲得するには至らなかったのでしょう。作品としては完璧です。
Satidfied Man