

91年のアルバムです。よりダブって、アグレッシヴで、
アヴァンギャルドな作品になっています。淫猥さも増して、彼らの独自のごちゃまぜワールドの完成度を高めています。これまではいろんなジャンルが見えるくらいの混ぜ方でしたが、もはや全てが融合して解け合って、溶け合ってマノネグラサウンドとして独自のジャンルになろうとしています。何人も追従出来ないくらい独走態勢に入っています。
1. Bring The Fire
2. King Of Bongo
3. Don't Want You No More
4. Le Bruit Du Frigo
5. Letter To The Censors
6. El Jako
7. It's My Heart
8. Mad Man's Dead
9. Out Of Time Man
10. Mme Oscar
11. Welcome In Occident
12. Furious Fiesta
13. The Fool
14. Paris La Nuit
曲を創る時のアイデアでは何かをイメージしていると思いますが、バンドで演奏する時にはいろんな要素が交わってきているのだと思います。そしてレコーディングする時にはもっと多くのアイデアが盛り込まれて、えも言われぬ世界観が生まれるのでしょう。しかし、最初のイメージの格好良さは失われていないと思います。シャンソンも民族
音楽のように演奏しています。
独自の世界観を持っているので、時代が変わっても色褪せていません。いまだにこのバンドを超えるようなアイデアを持ったミュージシャンは登場していません。今聴いても充分な破壊力を持っています。過激なだけではなくエロいと言う所がミソで、破壊的であっても色気があるので、ポップ感覚で楽しめます。エロい民族
音楽を選んでいるのも要因でしょうが、そのセンスは突出しています。こういうバンドをコピーしないで日本のロックの未来は無い。問答無用の名盤です。
Full Album