

79年のアルバムです。プロデュースはCarla Bley自身で、完全に彼女の意のままにコントロールされた演奏になっています。Musique Mecaniqueという組曲を中心にフリージャズを作曲によりコントロールしています。フリーの音階はずしも意図的に作曲されているようです。60年代後半にはフリージャズ系の作品を創っていましたので、それを更に強力にしたような内容になっています。
1. 440
2. Jesus Maria And Other Spanish Strains
3. Musique Mecanique I
4. Musique Mecanique II (At Midnight)
5. Musique Mecanique III
参加しているミュージシャンはトランペットのMichael Mantler、サックスがAlan Braufman とGary Windo、フレンチホルンのJohn Clark 、トロンボーンのRoswell Rudd 、チューバのBob Stewart 、ピアノ、オルガンのTerry Adams 、ベースがSteve SwallowとCharlie Haden 、ドラムのDenotra Sharpe 、ギターのEugene Chadbourne 、グロッケンのKaren Mantler、カーラはオルガン、ピアノ、トイピアノを演奏しています。
フリージャズのように無音階というのは現代
音楽の手法でありますが、それをより構築的に組み合わせている所にカーラの人並みはずれた感性があります。タイトル曲のMusique Mecaniqueは大道
音楽のようなノスタルジックで、まるでイタリア映画のサントラみたいなメランコリーな曲になっています。楽器の配列が絶妙で、ジャズオーケストラ的なアレンジは絶妙です。名盤です。
440
Jesus Maria And Other Spanish Strains
Musique Mecanique I
Musique Mecanique II (At Midnight)
Musique Mecanique III
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