84年のアルバムです。フュージョンタイプの作品になっています。少しおしゃれな感じの、ラテンの要素もあるフュージョンスタイルです。奇をてらったような所はありませんが、しっとりと、じっくりと聴かせる作品です。Starting Againだけ緊張感のあるハードフュージョンであり、こういう曲にも挑戦する所は意表をついています。
1. Light Or Dark
2. Talking Hearts
3. Joyful Noise
4. Ending It
5. Starting Again
6. Heavy Heart
参加メンバーはいつものメンバーに少し変化があります。Carla Bleyはオルガンとシンセを弾いていて、トランペットのMichael Mantler、サックスのSteve Slagle、トロンボーンのGary Valente 、チューバのEarl McIntyre、ピアノのKenny Kirkland 、ギターのHiram Bullock 、ベースはSteve Swallow、ドラムがVictor Lewis、パーカッションのManolo Badrena という布陣です。
ライトフュージョン全盛期であり、時代に合ったスタイルですが、一つのスタイルに固執する事無く、様々な表情のある曲を書いています。ラテン系にはホーンセクションが活かされてきますが、普通のフュージョンスタイルではエレキギターが主役になっています。あまりにも普通のフュージョン作品として聴く事も出来ますが、その中でも非凡な才能を認めざるおえないくらい、センスのいい曲を書いています。
Joyful Noise