

91年のアルバムです。カーラ流ビッグバンド作品になっています。金管、木管の編成もカーラ独特のもので、昔のビッグバンドを再現するのではなく、カーラ独特のボイシングを実現する為に構成されています。ゆったりした曲が多く、ソウルフルなジャズになっています。ビッグバンドでクールジャズを演奏しているような感じです。
1. United States
2. Strange Arrangement
3. All Fall Down
4. Who Will Rescue You?
5. Lo Ultimo
メンバー構成はピアノのCarla Bley、トランペットがLew Soloff、Guy Barker、Claude DeppaとSteven Bernstein、トロンボーンがGary Valente、Richard EdwardsとFayyaz Virji 、バストロンボーンのAshley Slater 、オーボエ、フルート、クラリネット、サックスのRoger Janotta 、サックスがWolfgang Puschnig、Andy Sheppard、Pete Hurt、Pablo Calogero、オルガンのKaren Mantler、ベースのSteve Swallow、ドラムがVictor Lewis、パーカッションがDon Alias です。
ブルースと言うのはジャズの一種ですが、ブルースフィーリング、マーチング、レクイエムなど、クラシックなスタイルのジャズを新しい発想で演奏させています。ビッグバンドと言えばスウィングジャズですが、スウィングではありません。待ったシンプルな初期の頃のジャズにフュージョンテイストのアレンジに発展させるような今まで聴いた事がないようなジャズに仕上がっています。これこそがカーラマジックなのです。
All Fall Down