2007年のアルバムです。前作でのカルテットにトランペットのPaolo Fresuを加えてクィンテットでの演奏になっています。この構成になるとビバップ以降のジャズをやり易い構成になってきます。そこに少しばかりのソウル的なポップ感覚を加えた
音楽 になっています。これは以前もやっていたスタイルでありますが、Paolo Fresuのペットの演奏が素晴らしいです。
1. One Banana
2. Two Banana
3. Three Banana
4. Four
5. Five Banana
6. One Banana More
7. Liver Of Life
8. "Death of Superman/Dream Sequence No. 1: Flying
9. Ad Infinitum
バンドにスタープレイヤーが一人でもいると、それにつられて他の演奏者も負けじと演奏してアドリブ合戦になっていくのがビバップの在り方であり、曲よりも演奏重視になりがちになっていましたが、流石にカーラの場合は曲を重視した上で演奏者に自由に演奏させています。ですから曲の良さも活かされてきて尚、演奏も素晴らしいという理想的な内容に仕上がっています。
正にタイトル通りにカルテットがPaolo Fresuという才能を見つけたと言う結果になっています。カルテットはLost Chordsと言うバンド名でしたが、クィンテットになるとBanana Quintetと名付けています。前半はBanana Quintetと言う曲の組曲構成になっています。曲もロマンティックで、演奏はビバップしていて、素晴らしい名盤に仕上がっています。
One Banana
Two Banana
Five Banana
Death of Superman/Dream Sequence No. 1: Flying
Ad Infinitum
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