83年のアルバムです。作曲家だったJim Steinmanと金銭問題でもめて袂を分かち、Tom Dowdをプロデュースに迎えて、新しい体制で制作された作品でしたが、売り上げは伸びませんでした。サウンドも80年代サウンドを取り入れて、MTVを活用して売れるサウンドを創り上げていますが、今までのイメージと変わった為か、徐々に人気は下降線をたどる事になります。日本ではもうほとんど話題にもなっていませんでした。
1. Razor's Edge
2. Midnight At The Lost And Found
3. Wolf At Your Door
4. Keep Driving
5. The Promised Land
6. You Never Can Be Too Sure About The Girl
7. Priscilla
8. Don't You Look At Me Like That
9. If You Really Want To
10. Fallen Angel
ギターにはRick Derringerが参加するなど、ウィンターファミリーとの関わりがあります。作曲家が変わった事で、80年代向けの楽曲になっていますが、その中でもユニークなアレンジがあったりと、普通の80年代サウンド
とは違った雰囲気があって面白い作品にはなっています。いかにもアメリカらしい曲ばかりで、太ったキャラクターとMeat Loafというあだ名でアメリカでは親しまれていて、それなりに人気は持続していましたが、いままでがバカ売れしていましたので、そのギャップは大きかったと思います。
元々売れなかったシンガーでしたので、一から仕切り直しと思えば、厳しい現実も直視しなければなりません。完全には80年代に馴染みきっておらず、70年代を引きずっている部分もあって、それなりに面白いアルバムになっています。袂を分かったJim Steinmanは作曲家、プロデューサーとして成功していきますが、私はJim Steinmanには思い入れはありませんので、この作品の方がすっきりして聴き易くなったと思います。
Razor's Edge
Midnight At The Lost And Found
Wolf At Your Door
Keep Driving
The Promised Land
You Never Can Be Too Sure About The Girl
Priscilla
Don't You Look At Me Like That
If You Really Want To
Fallen Angel
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