

2003年のアルバムです。Jim Steinmanが曲を書くのが遅い為に、ミートローフは俳優をしながら気長に待ち、全曲Jim Steinmanによる作品を創り上げました。それによってBat out of Hellのようなトータル感の作品に仕上げています。しかもTodd Rundgrenも参加してCouldn't Have Said It Betterのボーカルアレンジとバックコーラスで貢献しています。サウンドもタフになって、より完成度を上げています。
1. Couldn't Have Said It Better
2. Did I Say That?
3. Why Isn´t That Enough?
4. Love You Out Loud
5. Man Of Steel
6. Testify
7. Tear Me Down
8. You´re Right, I Was Wrong
9. Because Of You
10. Do It!
11. Forever Young
ハウス系のドラムループを無理矢理当てはめているのはご愛嬌で、ほとんど70年代のスタイルを踏まえています。ただし、エフェクト処理はデジタル機器を利用しているので、90年代以降のサウンドになっています。その為音は格段に良くなっています。それなのにアナログな空気感が好感が持てます。昔ほど売れていませんが、内容も昔よりも良くなっています。
全体的にバラード系が多くなっていますが、演奏のハードなサウンドとの対比がスケールの大きなアメリカンロックに仕上げています。やはり彼は回りのスタッフ次第で化けますので、良いスタッフに恵まれる事が必須となっています。演奏も今まで一番良いですし、彼の最高傑作ではないでしょうか。これは名盤です。
Couldn't Have Said It Better