95年のアルバムで、組曲になっているBreatheの1曲のみで、69分あります。アンビエント作品で、タブラなどの民族楽器が使われたアシッドなアンビエントサウンドになっています。何かの宗教儀式のようなスタイルは初期の頃に戻ったようであり、そして語りが入って、呪文のような吐息が込められていきます。
1. Breathe / Believe / Being
呼吸、信仰、行い、と言う宗教的な活動を
音楽で表現しているようです。まるでヴードゥーの儀式のような、どこか邪悪な感じがしますが、これは彼らがデビューした時からやっているスタイルであり、この時期になってもこれを貫き通す所は、我々の想像を遥かに超えた感性であります。
音楽的にはそれほど変化がありませんので、最後まで聴くのは飽きてくると思います。彼らもこの作品で売れようと言う意志は感じませんし、彼らの宗教活動の一環なのでしょう。
音楽的に新しい事もやっておらず、何故、この時期にこの作品なのかは疑問があるところです。
Live In Saint Petersburg
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