83年のアルバムです。このアルバムからEmulator、つまり、サンプラーを使用するようになります。かなり早い時期での導入なので、その使い方に個性を感じます。まだ初歩的な使い方だと思いますが、他のミュージシャンに比べると綺麗な使い方をしています。サンプラーを使っている事を前面に出すのではなく、それとなく使っているのです。あくまでもアレンジの中の一つなのです。
1. Radio Prague
2. Genetic Engineering
3. ABC Auto-Industry
4. Telegraph
5. This Is Helena
6. International
7. Dazzle Ships (Parts II, III And VII)
8. The Romance Of The Telescope
9. Silent Running
10. Radio Waves
11. Time Zones
12. Of All The Things We've Made
この頃になるとシーケンサーでトラックメイキングも出来るようになりますので、全て打ち込みでも曲が創れるようになります。それでもまだリズムボックスを使ったり、初期の頃の
テクノ ポップ的な曲があったり、インストも多く、ポップに実験的な作品になっていると思います。特に斬新な事はやっていないと思いますが、所々にこれまでには無かった細工が仕掛けられています。
間、間にインスト曲を挟んでいるので、アルバムとしてのトータル感を感じます。これまでほどは売れていませんが、Genetic Engineering、Telegraphとシングルヒットも出しています。インダストリアルなサンプリングも入りますが、エフェクト処理が滑らかなので、シンセサウンドにも溶け込んで違和感がありません。プロデュースに加わったRhett Daviesのセンスなのかもしれませんが、シンセポップとしても進化していると思います。
Radio Prague
Genetic Engineering
ABC Auto-Industry
Telegraph
This Is Helena
International
Dazzle Ships (Parts II, III And VII)
The Romance Of The Telescope
Silent Running
Radio Waves
Time Zones
Of All The Things We've Made
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