

91年のアルバムです。解散していた訳ではありませんが、少し休止していました。その間に時代は又大きく変わり、ハウスからデトロイト
テクノの時代になっていきました。
テクノポップ、シンセポップではない
テクノの時代となったのです。しかし、久しぶりに届いた彼らの新作は80年代のそれを引きずったままの内容になっています。活動停止していた事で人気も下火になっていて、時代の流れを拾いきれなかったこともあって以前のようには売れなくなってしまいます。
1. Sailing On The Seven Seas
2. Pandora's Box
3. Then You Turn Away
4. Speed Of Light
5. Was It Something I Said
6. Big Town
7. Call My Name
8. Apollo XI
9. Walking On Air
10. Walk Tall
11. Neon Lights
12. All That Glitters
しかし、この時期に、彼らの後輩であるペットショップボーイズがシンセポップを再興させた事で、このジャンルも少し需要が出来てきます。ディスコに代わってクラブではユーロビートが人気が出て、ユーロビートに近いアレンジの曲は何とか彼らの活きる道を開いてくれました。Sailing on the Seven Seas、Pandora's Box、Then You Turn Away、Call My Nameのシングルヒットを出しています。
全盛期ほどではありませんが、なんとか生き残れる事が出来ましたが、既に時代遅れのサウンドであり、90年代初期はまだ80年代ポップスの魔法が解けていないミュージシャンが途方に暮れる事が多くありました。彼らもその一つだったと思います。私はもう80年代中頃から80年代サウンドには飽きていましたので、90年代を超えてもまだこの手のサウンドをやっているのは信じられないくらいでした。みんな新しい事を求めていたのです。それくらい80年代ポップスは、あまりにもお茶の間に浸透し過ぎていたのです。
Sailing On The Seven Seas