

82年のセカンドアルバムです。ほとんどの曲を書いていたVince Clarkeが脱退して、Martin Goreが曲を書くようになっています。Vince Clarkeが創る曲はどちらかと言うと明るい曲でしたが、Martin Goreが創る曲はどちらかと言うと陰な感じの曲で、少し退廃的な雰囲気になっています。その方が
テクノポップらしい感じであり、イギリスらしい雰囲気になっています。
1. Leave in Silence
2. My Secret Garden
3. Monument
4. Nothing to Fear
5. See You
6. Satellite
7. The Meaning of Love
8. A Photograph of You
9. Shouldn't Have Done That
10. The Sun and the Rainfall
See You、The Meaning of LoveとLeave in Silenceの3曲をシングルカットしています。ファーストはアイドルっぽい明るさがありましたが、影のあるニューウェイヴバンドに雰囲気が変わってきました。ドラムマシーンにシーケンスしているシンセベース、ピコピコサウンドはまだあります。叫びまくるパンクとは違って、けだるい感じで歌うDave Gahanは、後のダウナー系を生み出す予兆のような存在になっています。
肉感的に歌うのは
テクノポップには向いていません。淡々と歌って、人間味を感じさせない感じが良いのです。曲自体はシンプルなので、シンセの音色によるアイデアが重要になってきます。アナログモノシンセなので古い感じがしますが、こういう音色はデジタル化されてからも重宝されています。楽器を模倣したサウンドではなく、いかにもシンセという音色が当時は新鮮だったのです。
Full Album