

76年のアルバムです。レミーが脱退してモーターヘッドを結成、新しくベースにPaul Rudolphが参加しています。今回もAstounding and Amazing Storiesというフィクション雑誌からコンセプトを固めた作品になっています。
プログレ感にジャズ、ロック色を強めたスタイルで、スペイシーサウンドも控えめでコンセプトを作り上げる事に重点を置くようになっています。
1. Reefer Madness
2. Steppenwolf
3. City Of Lagoon
4. The Aubergine That Ate Rangoon
5. Kerb Crawler
6. Kadu Flyer
7. Chronoglide Skyway
8. Honky Dorky
9. Kerb Crawler
10. Back On The Streets
11. The Dream Of Isis
やっと70年代らしいサウンドになってきたでしょうか、まだ60年代風な事もやっていますが、モダンな音になっています。ツィンドラムによりリズム全体を引っ張っていますが、2重のフィルはうるさいです。他のバンドはハードロック、
プログレを通り越してアメリカ志向になろうかとしている時期に、いかにもイギリス的で、まだサイケな感じも出しているバンドはこのバンドくらいで、レコード会社も自由にやらせている所が凄いです。
前作よりもジャズ色が強くなっているので、壮大なスケール感は感じません。ある意味都会的なアレンジになっています。宇宙から地上に降りてきたという感じです。ベースにオートワウをかけたりとファンクの要素も取り入れています。そういう意味ではポップになってきています。ピンクフロイドの炎あたりのサウンドに近いかもしれません。
Full Album