92年のアルバムです。ブルースのカバー曲集になっています。70年代までのギタリストなら誰でもブルースギターから練習してきてきますから、彼のルーツでもあり、80年代の悪い癖を払拭する為にも執拗な儀式としてリリースされたアルバムだと思います。ブルースギターなら目をつむっても弾けるくらい手癖がついているプレイは、皮脂ぶりに自分を取り戻したかのような活き活きとした演奏になっています。
1. Memory Pain
2. Calling Card Blues
3. I Can't Quit You
4. Statesboro Blues
5. I've Got News For You
6. I Ain't Superstitious
7. Built For Comfort
8. Mystery Train
9. Just Got Paid
10. Sitting On Top Of The World
ベテランギタリストがブルースに回帰する事が多くありました。ゲイリームーアにスティーヴミラーなど、素晴らしいブルース作品を残しています。彼も同じようにデジタルサウンドに疲れた心を癒すように演奏しています。ブルースがブルースロックになり、ビッグブルースになり、ハードロックへと進化してきましたから、70年代にロックギターを始めたものにとってはブルースは必須科目であり、ハードロックになってからもブルーノートがスケールになっていますから、原点に返る事はこの時期必要だったと思います。
ラップがいつまでも続いていますが、これは黒人に多いO型気質であり、気持ちいい事を何回も繰り返したくなる性質があり、ラップがいまだに廃れないのも黒人気質による所が多いと思っています。それと同じで、ブルースも録音技術が生まれる前から存在するのにいまだに廃れないのは黒人
音楽 故だと思います。それだけいつまでも愛される
音楽 でもあります。日本での演歌みたいなものであり、古くさいと言われながらも愛され続けているのです。特にデジタル全盛期の90年代においては救われるような
音楽 であります。
Statesboro Blues
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