Mick Ronsonは93年に癌の為に亡くなっています。このアルバムは彼の死後、99年にリリースされた未発表音源になっています。録音は76年あたりのようです。まだデモの段階なのかもしれませんが、ソリッドな演奏であり、ギタリストとしての彼の演奏を堪能出来る音源になっています。オリジナルアルバムでは楽曲の方に力を入れていて、ギタープレイはほどほどでしたから、ギターが全面に出ている曲はボツになっていたのかもしれません。
1. Just Like This
2. I'd Give Anything To See You
3. Takin' A Train
4. Hard Life
5. (I'm Just A) Junkie for Your Love
6. Crazy Love
7. Hey Grandma
8. Is That Any Way
9. I've Got No Secrets
10. Hard Headed Woman
11. Roll Like the River
12. Angel No. 9
まるでパンクを予感させるような演奏から、スライドギター、フィードバックなど、バックバンドにいると出来ないような事を思いっきりやっています。こうした未発表音源のおかげで、ギタリストとしての彼の素晴らしい演奏を聴く事が出来ます。晩年はプロデュースやバックに徹していましたが、才能がある人だけに、もっと自分の作品で成功してもらいたかったと思います。
カバー曲も多いのですが、ブルース系の演奏も達者であり、この頃が一番アイデアが溢れていたように思います。当時にこの音源を世に出していればもっと評価も違っていた事でしょう。ボーカルも悪くありませんが、ファンは彼のギターを満喫したいのです。そういう欲求をかなえてくれる作品がやっと、彼が亡くなってから世に出ました。グラムロックではなく、彼のルーツを垣間みるような演奏ばかりです。
Just Like This
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I'd Give Anything To See You
VIDEO Takin' A Train
VIDEO Hard Life
VIDEO (I'm Just A) Junkie for Your Love
VIDEO Crazy Love
VIDEO Hey Grandma
VIDEO Hard Headed Woman
VIDEO Angel No. 9
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