71年のアルバムです。これもプロデュースはBill Leader。PentangleのDanny ThompsonとTerry Cox がバックアップしています。
フォーク ブルースな内容でありますが、
フォーク をブルースにするのでhなく、ブルースを
フォーク にしてしまっていると言うユニークな作品です。カバー曲が多いですが、ブルース曲を
フォーク のように演奏しています。これはBert Janschとは違ったアプローチになっています。
1. White House Blues
2. Buffalo Skinners
3. Kokomo Blues
4. Little Sadie
5. Shake Shake Mama
6. Willy O Winsbury
7. The Cuckoo
8. Come On In My Kitchen
9. Country Blues
10. Faro Annie
11. Back On The Road Again
以前コラボレートしていた黒人補正ボーカリストのDorris Henderson も参加しています。 Pentangle でも革新的な
音楽 に挑戦していますが、ソロでは又違った方向性を模索しています。いろんなアイデアが溢れていたのでしょう。当時のイギリスはブルースも
フォーク も流行っていましたが、そのどちらの要素も含みながらもどちらとも違う
音楽 になっています。今回はアコースティックのシタールも演奏しています。
ブルースに
フォーク やトラッド、ケルトの風情を持った演奏で独特な世界観を持っています。ブルースも民族
音楽 の一つと捉えるならば、ケルトも民族
音楽 であり、フォークソングも民族
音楽 です。同じ
音楽 では無くとも共通点はあります。ですから角度を変える事で全てが繋がって既成の音楽が全く存在していなかったような音楽に変化しています。音楽とは幾通りもの方法論が考えられますが、最近では出尽くしているように感じます。しかし、見方を変えるだけで、まだまだ新しい音楽は生み出せるのです。そういう可能性と期待を持たせてくれるような名盤です。
White House Blues
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