85年のアルバムです。全曲オリジナル曲で、コンセプトアルバムになっています。ギターのみの演奏に多少パーカッションが加わっています。ギターは多重録音されて、エレキギターもナチュラルトーンで演奏されています。これも古典
音楽 風ではありますが、かなり現代的な解釈で創られています。
1. New Nothynge
2. Fish in the Well
3. Pavan d'Aragon
4. Variations on My Lady Carey's Dompe
5. Circle Dance
6. Nine Maidens: Clarsach/The Nine Maidens/The Fiddler
古典
音楽 でのギター演奏もクラシックギターと同じく、和音と旋律を同時に演奏して行きます。ギター一本だけでも成立するのですが、それを二本ないし、三本以上のギターを重ねる事で一本のギターだけでは不可能な和音構成を生み出す事が出来ます。つまりはギターオーケストレーションなのであります。ベースラインもギターで演奏され、それ以上の音は邪魔だと思えるくらい充実した
音楽 で完成されています。
ギター一本で出来る
音楽 を分解して複数のギターで演奏するので、結構めんどくさい行程を踏まえる訳ですが、完成された
音楽 の響きを聴けば、その喜びに代えられるものはないでしょう。ギタリストならではの作品であり、他の誰よりもギタリストたる作品を創り上げています。ギターは弦楽器であり、演奏法によっては打楽器のようにもなります。そういう意味ではピアノ類と同じよような楽器なのです。音階は3オクターブ程度ですが、ピアノのように出来ない事も、ピアノでは出来ないような事も出来ます。それだけ突き詰められる可能性を持った楽器なのです。
Full Album
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Variations on My Lady Carey's Dompe
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