92年のソロアルバムです。本格的なソロアルバムとしては初めてのものになります。フレディーの死後に制作されており、オープニングはまるで鎮魂歌のようであります。ほとんどの楽器をブライアンが演奏していますが、数曲Cozy Powellが参加しています。クィーンの中でもブライアンが創る曲はブルースロックか地味な曲が多いのですが、それはソロ作品でも同じ傾向にあります。しかし、フレディーがいない分頑張らないとという思いは伝わってきます。
1. The Dark
2. Back To The Light
3. Love Token
4. Resurrection
5. Too Much Love Will Kill You
6. Driven By You
7. Nothin' But Blue
8. I'm Scared
9. Last Horizon
10. Let Your Heart Rule Your Head
11. Just One Life
12. Rollin' Over
四人の才能があって初めて成り立っていたクィーンですが、四人で構築してきた手法は個人になっても受け継がれていて、ロジャー同様しっかり細部まで創り上げています。ブライアンの特長はハンドメイドギターによるフェイズアウトサウンドにあります。フェイズアウトサウンドは他のギタリストでも創れますが、ハンドメイドギターによるサウンドは全く別物なのです。これはブライアンの専売特許と言って良いくらい、彼にしか創りだせないサウンドです。
シングルヒットも出ていて、流石にメンバーの中ではソロとして一番成功しています。ブライアンの曲でもブライアンの歌唱力で無理な曲はフレディーが歌っていました。しかし、フレディーがいないので、ブライアンも歌を頑張らないといけません。特にハードな曲はフレディー任せだったのが、もう助けてくれません。コーラス部分はちゃんと一人でも出来ていますが、ブライアンの声だと迫力不足なのです。それでも頑張っちゃう。それが残されたメンバーによる鎮魂歌なのであります。
Full Album
VIDEO
Too Much Love Will Kill You
VIDEO Driven by You
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