77年のアルバムです。
音楽 的な完成度は相変わらず高いのですが、フィリー
ソウル スタイルを貫いているため、当時のディスコブームの中では古い感じがするので売り上げは格段に落ちてきます。白人でも踊れると言うシンプルなリズムが爆発的なブームとなったディスコに対して、それ以前の黒人でないと踊るのは難しいようなリズムのままなので、
音楽 的には面白いのですが、ダンスミュージックとしては黒人寄りになっているのが売れなくなった要因だと思います。
1. Where's The Concern For The People
2. Baby, You Got My Nose Open
3. Let's Talk It Over
4. Feels Like Magic
5. Now Is The Time
6. Power Of Love
7. Today, Tomorrow, Forever
8. Try To Live A Day
ファンキーでダンサブルな曲が多いのですが、踊りが巧い人でないとついていけないようなリズムになっています。曲も良いですし、おしゃれでポップですから、
ソウル ミュージックとしては申し分無い内容になっています。しかし、巷はパンク、ニューウェイヴ、A.O.R.、ディスコと新しい軽めの
音楽 が流行っていました。その中で、完成度は高いのに一昔前の
ソウル ミュージックに少しA.O.R.感が加わった程度のアレンジでは売り上げが落ちるのは目に見えています。
それでもブラックチャートでは需要がある
音楽 ですから、黒人向けに創られているのであれば、これで良いと思います。しかし、世界的に売れるようになっていましたから、そのマーケットを無視すると言うのはよく分かりません。戦略的に長けている人がいなかったのでしょう。それでも
音楽 は素晴らしいので流行を気にしなくて良い現在においては何の問題もありません。こうした優れているのに陽の目を見ていない作品がごろごろあるのが70年代の面白い所であります。
Where's The Concern For The People
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Baby, You Got My Nose Open
VIDEO Let's Talk It Over
VIDEO Feels Like Magic
VIDEO Now Is The Time
VIDEO Power Of Love
VIDEO Try To Live A Day
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