80年のアルバムで、ラストアルバムになります。完全にフィラデルフィア
ソウル が淘汰されていったことによって、バンドは解散、一つの時代の終焉でもありました。内容的にはダンスミュージックではなく、完全にフュージョンスタイルの演奏になっています。当時はライトフュージョン全盛期でもありましたが、ディスコの売り上げに比べれば、ジャズ作品は少しでもうれれば大ヒットとなり、ポップなフュージョンでもディスコ時代の足下にも及びません。
1. Manhattan Skyline
2. Mysteries Of The World
3. Tell Me Why
4. Metamorphosis
5. Fortune Teller
6. Old San Juan
7. Thank You Miss Scott
8. In The Shadow
ディスコもテクノなどの新しい取り込み、80年代初頭も頑張っていました。それでもスタジオミュージシャンとしてはフュージョンスタイルに魅力を感じるのは必然で、その要素は以前からありましたが、完全にダンスミュージックではない、フュージョンスタイルになっています。ファンクの要素もあってのフュージョンですから踊れなくもないですが、それほどのれるグルーヴではありません。
それよりも演奏する事を重視しながらも、ポップにまとめるライトフュージョンはA.O.R.人気と共に親しまれていました。スタジオミュージシャンですからミュージシャンの為に、希望に添った演奏をする事を強いられますから、バンドだけになったらやりたい
音楽 をやった方が良いですし、それでも売れていれば問題ありませんが、売れなくなってくると金になる仕事をしなければならなくなりますから、職業ミュージシャンの辛い所です。短い活動期間でしたが、多くのヒット曲を生み出し、一つの時代を築いてきた価値あるバンドでした。
Manhattan Skyline
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